人生の分岐点。

紀宮様がめでたく嫁入りされたその夜、高校時代の同級生が入籍したんだって。



中学時代の友人たちはすでに何人か結婚して子どももボコボコ生まれてる。大学の知り合いだってそう。

でも、高校時代となると・・・・違いますな。

嬉しいことはもちろん嬉しい。

なのに何でだろ。何でかはよくわかんないんだけど、ゆるやかな衝撃。



あーそうかそうか結婚適齢期をうちらもついに迎えたのか、という実感が迫る。



中学時代の友人たちはとっくに働き始めてたし、大学時代の友人たちとはすでにある程度大人になってから知り合ったからなのかな。彼らの結婚はまるで他人事、他人様の出来事だったけど、今回のは違う。



あの時同じ制服を着て、同じ授業を受けていたあの娘が!

あたしあの娘がいつから化粧し始めたのか知ってるよ!休日ばったり図書館ででくわしたこともある!彼女は1999年のノストラダムスの予言マジに信じてたんだよ!あんなにクールで真面目な子だったのに!(信じてたから受験勉強やめてたの)(でも、勉強なんかしなくったって頭かなりよかった)放課後一緒に楽器の練習したっけ!制服のスカートからひょろりと伸びる細いカモシカのような足がうらやましかった!紺のソックスが似合ってたさ!



ヘンな話かも知れないけど、あの大人になろうとする微妙な時期をリアルに知ってるってことが貴重なんだきっと。高校卒業後はみんな別々の土地で学生になったけど、実際はそんなに皆大差ないと思ってた。育った土地は一緒だし、似たような学生生活送ってんのかなぁなんて。でもみんなそれぞれの別々の道を歩き始めてる。てゆーか歩いてた。私もそう。うわぁ、すごいな。



北国から南国へのお嫁入り。おめでとう。末永くお幸せに。