目にしみすぎて涙も出ない。

葡萄が目にしみる (角川文庫)

葡萄が目にしみる (角川文庫)

「面白い」と聞いていたから、いつか読もうと思っていたら古本屋で50円で売ってたの。
だから読んだの。
はじめどこが面白いんだこのヤロウ、って感じだったのに悔しいくらいに最後は引き込まれてしまった。時代は違えど、地方の風景は変わらない。あの時代は過去のもの、っていくら自分が思ってたって、こうやって何かの拍子には小さな隙間からあの頃の事が蘇る。
苦しいぐらい。いつまでたっても取り返しがつかない。自由になれない。

何でこんな小説書いたんだ、バカヤロウ。