塩は残る。

見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行

見ることの塩 パレスチナ・セルビア紀行

タイミング、というものがある。現在の私は物語ではなくて、ノンフィクションを求めているのだと思う。
パレスチナセルビアと、学生時代に多大な関心を持ったテーマを再び、自分に問題提起する一冊となった。四方田さんの著書は一度手に取りたいと思っていたが、幸福な出会いになった。
歩いて見て聞いたことの重みに勝るものはなし。たとえ癒しはなくとも、事実を知ることの意味はある。

「プロミス」という映画を思い出したので、ここにメモ。イスラエルパレスチナの意識の溝が深い。子供たちの触れあいも時間がたてば、忘れられてしまうのだろうか。

プロミス [DVD]

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