道の行く末を考える。

田舎の日曜日[デジタルリマスター版] [DVD]

田舎の日曜日[デジタルリマスター版] [DVD]

じいさんの顔を見に週末ごとに田舎に帰る。日曜日の晩御飯をじいさんと食べるか食べないかも、月曜日を考えれば大問題。こういう風景は時代を超えても変わらないし、同時にグローバルなんだ。そんな発見。新鮮だけど、知ってる光景。
互いが生活を持っている分、もうひとつの家族ではないのかも知れない。分岐して分散しつつ、故郷に帰ってくるのだ。


世界でいちばん不運で幸せな私 [DVD]

世界でいちばん不運で幸せな私 [DVD]

原題は「子供の遊び」。もはや遊びなどと呑気なことは言ってられないほどに、ゲームは過激さを増す。小学生の頃にこの作品を見てたら、自分は確実にトラウマになってるはずだ。でも、これくらいの刺激がないと逆に今はラブストーリーを見られない。毒がほしい。
期待してたフランスの風景は薄かった。でも、主役の女の子が「移民の子」としていじめられている場面は確実にフランスの風景だった。


夕映えの道 [DVD]

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意外にも、入り込んで見てしまった。主役の女性やおばあちゃんの細かい描写や台詞に、思いもよらない伏線が含まれている気がしないでもないのだけど、映っているものしか受け取れなかった。
老いた者との交流をテーマにした映画において、ラストがいつも老人の死で閉められるのには不満だった。その後の問題を遮断するためかもしれないが、「死」をもって「泣き」を誘っているように思えて、気持ちがスカスカする。この作品も例に漏れず、最後には「死」が待っているわけだが、それでもラストには幸せがあって、その描き方はよいと思った。