花より団子。

・金曜日。
マリインスキー「イーゴリ公」を観にいきました。人生初オペラの感想は・・・モノを知らねば楽しめぬ。これに尽きる。もともと「イーゴリ公」は「韃靼人の踊り」が無茶苦茶好きだったから一度観てみたかったのだった。ずっとCDで聴いていた曲たちが生のオーケストラの演奏に乗ると興奮はした。でもオペラになじめなかった？？歌良かったんだが。ああ、装置替えのときに舞台裏がガタガタ音を立てるのはどうにかならないんだろうか。あれはどこでもそうなのか。
そう、あと追記することとしてはデヴィ夫人とコシノジュンコ（素人にはどうにも三姉妹の見分けがつかん）を見かけたこと。
・土曜日。

輝ける女たち [DVD]

邦題に少し不満。「LE HEROS DE LA FAMILLE」は直訳すると「家族の英雄」。原題が一番映画に忠実だ。
家族はいつだって一筋縄ではいかない。スマートに「家族」を運営している家族なんて存在するのか。どっちに転んでも行き詰まりのような一家だが、何て皆素直なんだ。ぐちゃぐちゃな人生を受け止める姿に誠実さを感じる。
いつも思うが映画の中の人たちが愛おしければ、その作品は愛おしい。この映画に出てくる全ての人が、自分には今愛おしい。