長いつづき。

こんな結末だとは思わなんだ。
幼女が行方不明ってのがメインテーマじゃないとわかった衝撃とともに、人の移ろいのはかなさが嫌に染みる。ひとは変わる。同じものなんてなにもない。

登場人物たちは、何かを捨てて新しくなる。ゆっくり皮をぬぐように、過去と決別していく姿はお世辞にも美しくはない。でもそれが必然なんだな。