遅れている移動準備。

家の回線が2月で切れる。3月に新居に越すまでの間、しばらくネットとは距離を置く。
引越しまであと10日ほどというのに、ほぼ何も変わらない家の風景。引越しがまるで他人ごとのよう。実際全然リアルじゃない。
休日出勤がありつつも、土日どちらかが空いたとしたら、ついうっかり外に出てしまう。この前の日曜日は、本当に久しぶりのダイビングに行ってきて、心身ともにリラックスできたところ。今年初めての花見もした。長時間勤務のおかげで、日にち感覚がガタガタだけど、確実に季節は進んでる。


深夜族ともなれば、深夜番組とお友達になる。共済放送されたNHKスペシャル「菜の花畑と笑顔と銃弾」がよかった。→http://www.nhk.or.jp/special/onair/090223.html
この事件報道のとき、伊藤さんの撮った菜の花畑と少女の写真が自分にも一番印象的だった。この菜の花畑が、かつては彼果てた大地だったことを、今日初めて知った。事件の詳細よりも、ペシャワール会のアフガンでの根を張った地道な活動の過程が追われていて、良かった。たとえひとつの点であっても、そこに色をつけ線をひいていく作業は貴重だ。静かな語り口の山根アナウンサーのナレーション、そしてささやかに流れる音楽も、良かった。
そしてアフガンやイランで武装勢力に誘拐される報道を目にするたび、どうしても私は香田証正さんを思い出してしまう。