読書感想文2009。

アンダーグラウンド (講談社文庫)

アンダーグラウンド (講談社文庫)

実家の本棚に眠っていた。さらさらとある程度飛ばしながら読んでしまったが、当時の状況が当人たちの証言により克明に蘇る良書。
驚くべきことは、異常事態に遭遇しながらも必死に会社へ向かおうとする会社員たちの姿である。その状況を「奇妙だった」と言ったのは証言者のなかでは、これまたイチ会社員である落合氏のみではなかったか。日本の社会にとって、会社とは何なのだろう。社会人になって4年、ワタシにとっての大テーマである。