魔法の効用。

ぼくのバラ色の人生 [DVD]

ぼくのバラ色の人生 [DVD]

女の子のような男の子は、私の子供時代にもいた。でも、受け入れられていたよ。
だからこそ、映画の中の大人たちの拒絶反応は怖かった。10年前の映画といえど、ヨーロッパ(特にフランス・ベルギー周辺)はもっと理解のある場所だと思っていたから。
リュドは現実と折り合う決心をするけれど、満面の笑顔がラストまで見られなかった。解決策は最後までなく、それが心残りだが、リュドが自分らしく生きられることが出来ていたらよいな。ラストに色彩が戻ってきて、それにほっとした。

さて余談だけれど、ベルギー映画ということはリュドたちが最初に暮らしていたところは、ベルギーなのかしら。どうも街並みがアメリカのように見えて不思議と思っていたのだけれど、フランスにはない風景に見える。(ベルギーは詳しく知らない)引っ越した後はクレルモン・フェランだからフランスなのだけれど、引越し前がどこにいたのか気になる。