未来の行方。

トロン:レガシー」を観にいってきた。
街中を光線が走っている。それは電灯であったり、車のライトであったり。主人公がコンピューターの世界に取り込まれてからは、主人公やプログラムたちが身につけるディスク、または衣服に光線が取り込まれている。
印象に残っているのは、とにかくその白光。3Dでなおさら浮き上がる。

1982年に公開された「トロン」の続編ということは、観てから知る。ストーリーでついていけなかった人間関係は、前作からの絡みらしい。コンピューターのなかには現実と変わらない構成物(山、建物、交通ライン)があり、各プログラムが人体化されて、まるで人間のような生活が繰り広げられている…という世界に、ただひたすら驚いた。
21エモンの21世紀や、ドラえもんの22世紀の世界は、実際に21世紀に突入して10年がたった今の現実世界から考えると、全く別次元の未来の話だった。
この「トロン」は、時間がたって後日見直したときに、どこまでその未来を実体験しているか、ということに私は興味がある。