ちゃん付けはしまい。

太公望〈上〉 (文春文庫)

太公望〈上〉 (文春文庫)

太公望〈中〉 (文春文庫)

太公望〈中〉 (文春文庫)

太公望〈下〉 (文春文庫)

太公望〈下〉 (文春文庫)

あまたの片隅は情けないかな、かつて読んだ「封神演義」がよぎる。
手にとって読むのは数度目だが、何度読んでも文句無く面白い。史実に忠実なのはどこまでだろう、とふと思うこともあるが、そんなことはすぐにどうでも良くなる。
登場人物が必然的に多くなるので、望以外の人物の描写が次第に薄くなるのは致し方ないが、欲を言えばもう少し呉や詠のエピソードが読みたかったな。