二次元の現実逃避。

南スペイン、白い村の陽だまりから

南スペイン、白い村の陽だまりから

アンダルシア、というだけで手に取った本。知の欲望を満たしてくれる、図書館よビバ。
「オレ」という一人称がやたら鼻につくのだが、イラストに惹かれて結局最後まで読んだ。時代錯誤な印象を受けるほどの、ゆったりとした生活。土地のものを食べて、地元の人たちと生きていく。ああ、田舎に帰りたい。そう夢想するたび、あの狭い人間社会を思い返すと、踏みとどまる。