ゆれる。

永遠の語らい [DVD]

永遠の語らい [DVD]

カトリーヌ・ドヌーブの「女が操れば、平和な世界になる」という台詞に納得。「フェミニスト」と揶揄されていたが、確かに男たちの陣取り争いとは別の視点で世界を再構築できるんじゃないか、と思うところが自分にも少しあるのである。単純すぎるか。でも、積極的に血を見る選択はしないと思うのよ。
劇中のテーブルを囲んで英語、イタリア語、ギリシア語、フランス語が飛び交う場面が興味深い。共通語でなく、互いが互いの言葉を話す。独立した個、これが「文明」の行き着く先、最先端ということなのか。その先のラストはしかし、言葉さえも拒んだ結果なのか。でも、上手く解釈できない。
最後は少し直接的すぎる気がするのだけれど、監督の気持ちは伝わる。

黄金崎に出かけた本日。黄金色に輝く岩の絶壁は、イギリスのセブンシスターズを思い出した。