再利用の新しい形。

今日は「Xchange」というイベントに服・靴を出品しに行った。
このイベントは端的に言えば、お洋服の物々交換である。各々でお洋服を持ち合い、気に入った人が持ち帰る。フリマや古着屋と何が違うのかといえば、金銭が発生しないこと。驚いたのだけれど、気に入った服が合ったら即ハンガーからはずして自分のカバンにしまってしまえば良い。出品するほうもタグ(何らかのメッセージを記入)をつけて、自由に並べてゆく。
このイベントの根本にあるのは「持続可能な社会」という思いなんだとか。この「持続可能」というキーワードに関しては、大学時代どれだけ耳にしたか。授業で重要なテーマとして扱われることが多かったけれど、実際学生身分の自分にはあまりぴんと来ず、実感としてそのワードを受け入れられるようになったのはここ何年かのことだ。(ワードとして大衆に受け入れられずらい、と個人的には思うが「地球に優しい」もちょっと違うし)、社会がとにかく消費に傾いていた20世紀の反省をこめて、同時にこれからの生きていく世界を思ったうえで、擦り切れない・絶やさない社会を築いていく努力(例えば環境保全、資源の節約・再利用、対等な経済[フェアトレード]など)は確実に必要だ。ただそのひとつの手段としてファッションが材料になり、表にテーマが出て行く(意識される・されないに関わらず)ことはとても重要だし、面白い試みだと思った。
たとえ自分が着なくても、他の誰かが着てくれる。たとえ誰にももらわれなくても、社会貢献事業に寄付されて何らかの形でまた循環する。

昨日「ズームイン」で取り上げられなかったら、このイベントを一生知らずに過ごしてたかも知れない。ちなみに私はカットソーを一着お持ち帰り。
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