とりとめもなく。

11月が来ると、もう年末はすぐそこ。気づけば今年を締める準備をそろそろ始めなければならない。
何となく過去の日記を見返して気づいたことがある。どうやら自分は今、新しいステージに立ち始めたようだ。断っておくが、内面の変化の話だ。
平たく重い霧がかかったようだった時代は、通り過ぎたらしい。自分に夢中で、どうしたら自分が楽になるのかばかりを考えていたのはすでに昔、今は周りに目を向ける余裕がある。一番下っ端で宙ぶらりんに甘えていた立ち位置ではなくなった影響もあるだろう。底辺を這うような心持ちの状態を「抜けた」と何度も思ってここにも少し書いたことがあったが、実際はまだ「過程」にいた。でも、今は多分本当に「抜けた」。
寂しいのは、別段自分だけではない。と、気づいたのだ。
それぞれがみんな差はあれど、戦っている。それがわかったとき、独り相撲を延々繰り返している自分を少し許せるようになった。
2009年は残り少し。総括はもう少し後にするが、それでも今年は良い年だったと言える自信が、少しだけ今の私にはある。