夢のあと。

夢を与える

夢を与える

夢を与える人間と与えられる人間の違いは、与える人間には夢がないことだという。
自分が認める自分と、他人が創造している自分、他人が求めている自分。強烈に分化する自分の意識と、他人が思い描く自分の姿にギャップを感じながらも、上り詰めた土俵から転げ落ちることへの恐怖は芸能界に限らず、日々生きている自分たちの平凡な日常でも同じことだと思う。
夕子の夢は何だったのか。
夕子が作品で体現している、未来への意識が希薄で限りない荒野のように「いま」がある時間感覚は、2000年代の風景だと私は思う。

綿谷りさが邦画で一番好きなのが「月光の囁き」なのだとか(wiki調べ)。この作品が一番に来るとは。つぐみの裸がキレイなのよ。

月光の囁き ディレクターズカット版 [DVD]

月光の囁き ディレクターズカット版 [DVD]