新年度カウントダウン・・・。
- 出版社/メーカー: 東北新社
- 発売日: 2006/10/27
- メディア: DVD
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冒頭の黒バックに白抜きのタイトル「Le Fils」(息子)の迫力よ。「ある子供」よりも一段硬質な印象。テーマがテーマだからだが、淡々とした90分、台詞も多く交わされる訳ではないのに、画面からは目が離せなかった。ささいな会話がこの映画を支えている。少年から発せられる人懐こい言葉と、頑なな態度を必要以上に崩さないオリヴィエの対比に表れる互いの隙間に、どうなるのかと冷や冷やした。少年の行く末にばかり、思いが行った。
結局、オリヴィエが許したわけじゃないのはわかる。受け入れるってことは簡単じゃなくて、そこにはやはり、努力と強い意思が必要なのか。